ペリオドンタル・ハイジニストプログラム

本コースでは、歯科衛生士として予防歯科の本来の意味を理解し、必要な資料採得の仕方から歯周病に関する知識の整理、プラークコントロールの実際やメインテナンスに至るまでを学べます。 歯科衛生士の歯周治療における役割というのはとても大きく、歯周治療成功にも影響を及ぼします。 この機会に、業務をひとつずつ見直して治療効果を上げるとともに、自分のスキルアップにも役立てていきましょう。
監修 加藤 雄大
福岡県立九州歯科大学卒業。スウェーデンイエテボリ大学にて歯周病インプラント専門医養成プログラム終了(3年間)、ヨーロッパ歯周病連盟より歯周病インプラント専門医として認定される。香港大学歯学部インプラント科ITIスカラー。北欧歯科院長 歯周治療/インプラント担当。著書・講演に「“超音波”を攻略せよペリオドンタル・デブライドメント」「エビデンスに基づく臨床予防歯科セミナー」など多数。
講義内容 全10回
第1回 予防歯科における歯科衛生士の役割
第2回 健診とメインテナンスの違い
第3回 資料採得:規格写真・10枚法・歯周組織検査
第4回 歯周病の病因と分類
第5回 歯肉縁上のプラークコントロール
第6回 歯肉縁下のプラークコントロール
第7回 歯周治療の成功に必要な解剖とX線読影・診断
第8回 ポジショニングとスケーラーの扱い方
第9回 成功するメインテナンス
第10回 インプラント患者におけるメインテナンス
61分5月20日(第1回)更新
第1回 予防歯科における歯科衛生士の役割
「国民皆歯科健診」の導入が検討されているなか、予防歯科に対する注目が高まっています。 しかしながら、日本国内の大半の歯科医院が未だ治療中心であるのが現実です。 本来、理想とされる予防歯科とはどのようなものなのでしょうか? またその中での歯科衛生士の役割とは? 本講義で、予防歯科の中で歯科衛生士の果たす重要な役割について再確認していきましょう。
48分5月20日(第2回)更新
第2回 健診とメインテナンスの違い
健診とメインテナンス、どちらも同じようなものだと認識してはいないでしょうか? この二つには明確な違いがあり、術者はその違いを正しく理解しておかねばなりません。 本講義では、健診とメインテナンスの目的や内容の違い、それぞれの意味やすべきことが分かります。 また、安達奈穂子先生の研究結果やそれに基づいた考察も学んでいきましょう。
40分5月20日(第3回)更新
第3回 資料採得:規格写真・10枚法・歯周組織検査
口腔内写真やレントゲン写真をただ撮って終わりにしていませんか? 口腔内の状態を正しく把握するためには、過去と現在の状態の比較ができなければなりません。 そのために必要なのが、規格性のある資料採得です。 本講義では、規格性のある口腔内写真やデンタル10枚法を撮る方法について、ポイントを押さえながら学ぶことができます。 また、歯周組織検査のコツも同時に押さえていきましょう。 何気なく採っている口腔内の資料を、患者さんにとって価値ある、説得力のある資料へと変えていきましょう。
52分5月20日(第4回)更新
第4回 歯周病の病因と分類
歯周病の病因について、なんとなく分かったつもりでいませんか? 今一度、知識を整理することで、歯周病とその治療法への理解が深まります。 また、歯周病の新分類についても、これを機会に覚えましょう。 院内で共有すべき歯周炎のステージやグレードに応じた新分類の活用方法もご紹介します。
78分5月20日(第5回)更新
第5回 歯肉縁上のプラークコントロール
歯周治療の成功に最も重要なことはなんでしょう? 答えは患者によるセルフプラークコントロールです。歯周治療の成功の8割が患者自身による縁上のプラークコントロールといっても過言はありません。 本講義では、その根拠を過去の重要な論文の結果から解説し、患者を動かすために必要な明日から使える知識を学ぶことができます。 セルフプラークコントロールの上達に苦労している患者さんのことを思い浮かべながら学習してください。
62分5月20日(第6回)更新
第6回 歯肉縁下のプラークコントロール
歯肉縁下のインスツルメンテーションをする際、どれぐらい根面をきれいにすれば良いのでしょうか? ハンドインスツルメントと超音波インスツルメントのどちらを使用すれば良いのでしょうか?また、併用すべきなのでしょうか? 歯肉縁上と縁下のプラークコントロールを達成することで、どれぐらいの治癒が期待できるのでしょうか? 本講義では、エビデンスに基づき、論理的にこのような質問に答えていきます。インスツルメンテーションを実践する前にその根拠を理解しておきましょう。
53分5月20日(第7回)更新
第7回 歯周治療の成功に必要な解剖とX線読影・診断
治療を行う根面の形態を理解しないまま、インスツルメンテーションを行っていませんか? 歯周ポケット内のインスツルメンテーションは盲目下で行われるため、根面の形態を理解できていないと最良の結果にはつながりません。 根面の解剖を学び、歯周組織検査とエックス線検査の結果を正しく読み解けば、治療を行う根面の形態が理解できます。 シャープニングについても同じことが言えます。シャープニングのゴールを理解しないまま、見よう見まねでシャープニングを行っても無駄に器具をすり減らしてしまうだけです。 基本的なことを闇雲に行うのではなく、よく理解しゴールを目指しましょう。
50分5月20日(第8回)更新
第8回 ポジショニングとスケーラーの扱い方
治療中に首や手、腰が痛くなったりしませんか? もしかしたら、ポジショニングを見直すだけで、その症状は改善するかもしれません。 体に無理のない正しいポジショニングで診療することは、我々の身体を楽にしてくれると共に、インスツルメンテーションをより効率的に効果的にしてくれます。 スケーラーの特徴、上手な扱い方についても再度確認をしましょう。 正しいポジションから最適なインスツルメントを効率よく動かすことで、より良い治療結果を目指しましょう。
69分5月20日(第9回)更新
第9回 成功するメインテナンス
メインテナンスをただの定期的なお掃除だと誤った考えを持っていませんか? ただ漫然とプロフェッショナルケアだけを行なっていると、歯科医院に定期的に通っていたのに、口の中が悪くなっていた、と患者に言われる事態に陥るかもしれません。 本講義では、メインテナンスを成功させるために必要なポイントを解説していきます。
78分5月20日(第10回)更新
第10回 インプラント患者におけるメインテナンス
インプラント治療が不幸にして歯牙を喪失してしまった患者のQOL向上のために非常に有効な治療方法であることは言うまでもないことですが、インプラント治療を受けることによりインプラント周囲炎という新たな疾患を患うリスクを背負うことになります。 インプラント周囲炎の治療方法は、未だ確立しておらず、現状インプラント周囲炎を予防することが最も有効な手段と言えます。 本講義では、インプラントの診査のポイントとメインテナンス方法について解説します。